WOW

宇宙戦争観てきました。
徹底した情報規制により全くと言っていいほど宇宙人のナリが解らなくて気になってたんですよ。『CM観てると敵は地中から出てくるみたいだけど…何故に宇宙？』みたいな。
けど映画観てやっと意味解りましたよ。

某氏が良く口にする米映画にありがちの『アメリカ最強』『正義の味方アメリカ』なインデペンデンス・デイ的描写がくるかと思ってたんだけど…蓋開けてみてビックリ。全然ヒーローしていないんですよこの映画。
『宇宙人の攻撃を受けた一つの難民家族が避難する話』そんな映画。
主人公は大統領でも軍人でもスーパーヒーローでもない、ただの一般的な父親。
自分の娘や息子に対して叱り方も解らないそんな今時の父親。
そんな一般家族が何の前兆も無くいきなり現れた宇宙人に攻撃を受けたらどうなるか？
そんな人間模様、家族模様が描かれてた作品で、自分が好きなSFアクションというジャンルとはチョット違うような気もしたけど結果、面白かったです。主人公の置かれた一般市民な立場故にリアルに感情移入できるんですよ。

H・G・ウエルズ原作を再現した現代風（スピルバーグ風？）宇宙戦争。ティム・バートンの猿の惑星のような完全リメイクと違って、限りなく忠実に再現したこのリメイク作品。スピルバーグだから！トム・クルーズだから！といった過剰期待した大作映画感覚で観ようとすると少々引っかかる部分があるかもしれないけどね。
結果、面白い映画だったので損したとは思わないけど、さすがにリピートしようとまでは思わない。そんな映画。DVDより地上波向？
評価：★★★★☆☆☆

というワケでこの先はネタバレ

トム・クルーズ

もっとヒーローしているかと思ったら、一生懸命お父さんって今までにない感じで案外好きかも。けど人間って、そう簡単に決断、実行なんてできないよね。子供達の無慈悲なツッコミに齷齪するお父さん、お疲れ様です。

ダコタ・ファニング

暗闇のかくれんぼをしていた彼女。父親になついているのか？見下しているのか？いまいち解らない娘。自然食品を注文したりピーナッツアレルギー主張したりとか生意気な態度とってるくせして子守唄求めるなよ（汗

ジャスティン・チャットウィン

一番意味解らないよこの息子。ヤジ馬根性からの英雄気取り？結果、父親より一足先に母親の実家に避難しちゃいますか？でもって最後は何故か父親と和解？…何があったんだ！？

全年齢措置？

全年齢対象にしたいのか、宇宙人の殺戮シーンにあまり残虐な映像が流れないようにとの措置が多く観られたけど…ダコタがお手洗いに行ったシーンで川に流れてきた沢山の死体はチョット重かったと思う…