アフターライフ

バイオハザードIV アフターライフ観てきました。
このバイオも最近ハヤリの3D映画適用になっていまして、自分もまだ3D映画ってのを観た事なかったので良い機会と思い400円多めに払って3D鑑賞。

アクションパニックホラー映画に3Dという何気に『適役な土俵』だったようで見せ場シーンを上手く3Dに仕上げているなと感じましたね。ただ3Dにすると若干暗くなって観づらくなるのは…仕方ないのかな？
アリス（ミラ）のアクションも今作は『くのいち』を意識したかのような衣装と殺陣はバツグンにカッコ良かった。前作3に続いて今作はクリス、ウェスカー、マジニとゲームファン興奮のキャラが登場。クレアのツン子っぷりも健在で配役も申し分なくオリジナルストーリーでも違和感なく楽しめました（笑）

ただ純粋に『脚本』の評価だけするとチョット慌てて作り急いでしまったのかなと感じさせるザンない脚本でした。

以下ネタバレ注意な総合感想

• せっかく前作3で作ってくれた布石（東京進出、アリス・クローン）が消化試合のように序盤であっさり処理。
• 一昼一夜の仲間とはいえ、消耗品程度の見捨てっぷりがハンパない。
• ラスボスウェスカーが弱すぎる。
• マジニ、処刑マジニといった原作モンスターの扱いが雑（というか登場が不明瞭過ぎる）

前作から投げておいてくれたボールを使わず、原作のボールも放り投げてしまう、とてもじゃないけど前作と同じ人間の脚本とは思えない…。
ラストシーンでジル・バレンタインを登場させたりと『5』にむけて新たな布石を作るような終わり方は嬉しいんだけど、今回のような消化の仕方をする『続編』になってしまうのかと想像すると…ちょっとゾッとする。

人気があるから続編が作られるわけなんだけど、それって蛇足映画って言われそうな傾向でもあるんですよね。『バイオハザード』という看板にすがったままだと駄作になりかねないので注意してほしいなと思う。本当の意味で『アフターライフ』はこれからだと思いますよ！