イエテンの平家生活

アニメみたりゲームしたりしながらガンプラ作ってみたり。好きな事を粛々と。

幽麗塔

土曜日は友人の誕生日会に都内某所のレストランで食事会。その後はカラオケいったりゲーセンいったりと一日堪能してきました。
そんな家の帰り道、K姉妹のオススメで幾つか本をお借りして読んでみたり。

その一冊がスペリオールで連載の『幽麗塔』
幽麗塔 1 (ビッグコミックス)
一般教養程度で江戸川乱歩に同タイトルの小説があったのは知っていたけどそれの漫画版と思いきや全く別物のようで(つーか乱歩の幽霊塔自体、黒岩涙香の翻案小説をさらに翻案したみたい。って同じ日本語で翻案ってのもいまいち意味不明なんだけど)
で。この『幽麗塔』なんだけど、うん。面白いです。時代背景もちょうどいいぐらいの好みで車や服装などモダンな感じがいいですよね。
それに花園が天野に援助の期待する目、物欲を想像して口がゆがむ天野の顔、自殺志願の熟女などの描写に加え、天野の内なる声の内面描写とか、ぐぬぬ…と思う生々しい描写に怖さという形で面白さを感じれた。
ただ大正〜昭和中期ぐらいの近代(?)を舞台・原作にしたミステリーものってその独特なエログロな『空気』があると思いません?さらに青年誌風な画風だと『耽美』になりがちでその『空気』が増すというか何というか。
B級映画のようなアクショングロは大好物なんだけど、こういう耽美なエログロ空気が強すぎるとチョット苦手というか。ミルキィホームズの影響(?)で元ネタの『パノラマ島奇談』が気になってちょうど漫画版あったkら読んだんだけどこれがまたキツくてキツくて…(汗)今回はまだ『医龍』で免疫がついてたから良かったけど初見だったらOUTだったかもしれない。


あと何冊か他の本も借りたので順次読んでみようと。もちろんこの『幽麗塔』もまだ完結していないようなので続き読んでみるつもり。つーかここで止めたら意味不明過ぎて勿体無い。