星の鼓動は愛
本日公開「機動戦士ZガンダムIII-星の鼓動は愛-」ナルニア国物語やONE PIECE劇場版なども同時公開だったから館内混みまくりでしたよ!
今回でZガンダム三部作も終結な最終章なんで期待も無駄に上昇してしまうんですが、結論として『良かった』の一言です。ちょっと感動しちゃったよ!話にのめり込んでしまった証拠だろうか?前回に負けず劣らず新作映像も多かったし、グリプスでの決戦シーンとかは文字通り息をのむシーンの連続でした。これでもかっていうぐらい動きます。ジ・オってやっぱカッコ良いよね。
90分という限られた時間で、カットされるエピソードも多かったけど、予想していたよりかは巧くまとまってたと思います。『劇場版3部作全て観ればZが解る!』という内容ではなくて、あくまで『TV版Zガンダムを知っている』という前提でしか楽しめない総集編的内容に。けどファンにとっては十分満足できる良作だと思うんですが…どうでしょう?第一部の公開から約10ヶ月間、ガンダム再熱させてくれた富野監督に感謝。明日ジ・オのガンプラ買おう。
以下ネタバレ感想↓
誰も知らないエンディングって事で、一体どんなのがくるのかドキドキしてましたが、大方の予想どおりカミーユが精神崩壊を起こさないハッピーエンド(?)型でした。てっきりシャアとハマーンの一騎打ちに決着をつけてくれたりするかと思ったのに…残念。
まぁ前作でフォウのラストシーンがミハル死*1に変わったりしてたとおり、新章って考えればこれはこれでアリなのかもね。しかしこうなるとZZへの続編は無くなってしまう事に…!?じゃあシンタやクムの必要性が無くなるんじゃ…?今回の劇場版にシンタとクムを一切出さなければ、別のシーンをもっと濃厚にできたのかと思うとチョット…。
まぁそんな感じでロザミアの死は勿論、シャアの演説などの名シーンが総カットになってしまったわけだけど、見所シーン全部いれたらそりゃ90分じゃ収まるはずないよね。逆にケーキ食べるお食事会とかそういう消化試合なシーンを織り交ぜながら作る事により、全体通して『一本の作品』を形成する意思の演出…と思って素直に受け入れる事にします。あ、でも今回のEDテーマ(後半のハイテンポ部分)はどうかと思ったぞ。
最期に前回と同様、気になるキャラに焦点あわせてプチ感想。
ファ・ユイリィ
F91で観た事あるようなこのラストシーンのおかげでファに軍配があがったエンディング。おかげでファが凄く輝いてみえた。TV版では泣いてばかりで好きになれなかったけど劇場版はやたら可愛く感じましたわ。特にお気に入りはパンフレット7頁にも掲載されたあの顔。
幼馴染はヒロインになれないガンダムだけど今回ばかりはヒロインになれたのかもね?
ハマーン様
けど自分の中ではZヒロインは彼女(つーかガンダム全体通してヒロイン)やっぱり良かったです。カッコ良いです。そりゃ土足で人の中に入ってしまいますよ(違)20歳とは思えない目力(めじから)感じた。CVの榊原良子さんもこれでもか!って感じで鳥肌がたちました。
パプテマス・シロッコ
ピッコロ大魔王が魔封波食らったような表情が健在で良かった。しかしラストシーンでのカミーユの台詞『女のところへ逝け!』(記憶曖昧)っていうのは『死んだ女のところへお前も逝け!』って事?そりゃシロッコも『女のとこ?』って疑問感じるのも解る気がする。
エマ・シーン
ほとんどのキャラの最期は皆ショートカットされたのに比べて彼女のラストシーンは省略できませんからね。カミーユの成長物語には欠かせない存在ですしね。それにしてもヘンケン艦長との絡みがやたら目立ちました。世話女房とダメ亭主って感じ。もはや公式ですか。
サラ・ザビアロフ
前回同様また違和感を感じたけどEDロール見て気付きました。…また声優変わった!?こんな毎回変えてくぐらいなら最初っから水谷さんのままでよかったじゃん!!
カツ・コバヤシ
MtKさんが好きなカツの名台詞『へへ!当るもんか!』はカットされてましたよね?残念。