イエテンの平家生活

アニメみたりゲームしたりしながらガンプラ作ってみたり。好きな事を粛々と。

容疑者Xの献身

「容疑者Xの献身」オリジナル・サウンドトラック友達と「容疑者Xの献身」観てきました。

最近ありがちのTVドラマの劇場版なわけですが「ガリレオ好き」は勿論、ガリレオを知らないミステリー映画好きな人も楽しめる映画ではないかなと思えました。
古畑任三郎』や『刑事コロンボ』のように視聴者は既に犯人は知った状態で、一体どんなトリックをしかけたのか?と作品を観ながら自分自身も推理していくタイプの推理ドラマ映画。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、かなり意表をついた面白いトリックでした。

ドラマ版ガリレオのように様々な超常現象的トリックに『そんな無茶な…!』『そんなモノ知らないしわかるわけねーよ』って冷めるツッコミもなしに、フツーに納得いけるトリックでした。劇中でそのヒントらしき姿もあったし(自分もヒントシーンには気づいたんだけど答えまで行き着けなかった)まさに『まんまとだまされた!』って気分になれます。トリックとしても石神という人間的にも。

まぁそういう意味で言えば、逆に『ガリレオらしさが無い』という面もありますけどね。ドラマでのあの名物シーンも無かったし。まぁだからこそタイトルが『劇場版ガリレオ』ではなく『容疑者Xの献身』なのかもしれませんね(主役はあくまで湯川ではなく容疑者Xなんだという意味で)


ドラマの劇場版ってTVドラマと違って制作費も多くお金をかけた豪華なシーンを観れる!とかそんなボリューム特典があるものだけど、この映画的にはそこまでお金のかかった豪華なシーンは見当たりませんでした。けどこれだけの脚本なら自分は映画館にお金払って観る価値はある!と思える面白い映画だと胸をはって言える気がします。


しかしついこないだまでデスレコーズ社長だった松雪泰子があんな素朴な美人役をやられると違和感感じてしまう…。まぁ個人的にはドラマ版『砂の器』での松雪イメージが強いので今回の『容疑者Xの献身』の方がイメージ的に近いんでしょうけどね。


それだけデスレコーズ社長がインパクト強すぎたって事か…?『きらきらひかる』での机上ガン座りな松雪も凄かったけど(懐)